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1.カジュアル感覚で万年筆を使い始めてみませんか?2009/12/13

万年筆を使われていない方々へ。

カジュアル感覚で万年筆を使い始めてみませんか? これはプラチナ社のカートリッジ式万年筆(名称 PREPPY)で210円。モデルは細字・中字と多色からなります。私は自己責任でプラチナ社純正コンバーターにMontblancのブルーブラックを入れて遊んでいます。現時点、即インクが出て書けており大満足。各種実験にも使えそうですね。

ペリカンのM400ベースのスケルトン万年筆のリストプライスが10,500円(税込み)。この万年筆の価格は210円(税込み)で凡そ2桁低いですが中国モノに見られるようなチープ感が不思議となく日本性を感じさせてくれます。驚いたことに、ペリカンのスケルトン万年筆と質感を比較してもほぼ同等レベルです。

スケルトンモデルなのでペン先のドライアップを防ぐ機構・ペン芯など、初心者に直感的に分かりやすいという利点も兼ね備えています。

高級万年筆のリストプライスを見ていると、まだまだ美味しい商売ですね。IT機器のここ数年の熾烈なるグローバル競争を見ていても、1/10以下にコストカット出来るでしょう。ブランドととして続けるか、そうでないかメーカーも二者選択の時期にさしかかっているようにも思います。

コメント

_ kouki ― 2009/12/16 00時21分34秒

いつもブログを見ていただいて有難うございます。

私もプレピーはよく万年筆を使わない人に勧めています。
最近、中字もラインナップされたので、本当にすばらしいペンですね。
あまり万年筆を使わない人からしてみると、"高級感"のある黒い軸のほうがイメージとしてあるようです。
同じ価格帯で、見た目も落ち着いたペンがでたら大ヒットするのかもしれません。

個人的にはペン芯が見えるスケルトンのほうが楽しく使えると思うのですが…。

_ stationery ― 2009/12/16 21時33分19秒

PREPPYを勧めておられる件、充分納得です。普通の方々はこのペンの存在を知った上でペリカンのスケルトンモデルい1万円出す気には全くなれないかもしれませんね。

貴殿の初心者の方々を見据えながらの情報発信(理念)は、ニッチなる万年筆文化を啓蒙・伝承するにあたって極めて有効に機能しているのではと常日頃感じています。要はコレクター、万年筆に詳しい方々、万年筆オタクはどうでもいいのです。私を含め、それらの方々の存在意義は次世代への継承と縁の下の力持ちとして影武者として啓蒙に努める事に尽きるのです。

仰るように同じ価格帯で少し工夫すれば大爆発する可能性がありますね。この数年、予兆として2千円クラスで各メーカーが多くの戦略モデルを出しています。個人的にはこのPREPPYの価格を考慮すると、million桁の需要が見込めれば金ペンで3千円台でも充分採算が取れると見ています。後は各メーカーが業界・暗黙のタブーと捉えている価格破壊の地獄戦に挑むかどうかの器量・経営判断によるでしょう。これも近いうちに外圧によって構えている猶予は無くなるでしょう。

私もスケルトンモデルが楽しさといいう観点ではいいと思います。

最後に、貴殿のステーショナリ文化を見据えた多視点なるブログには大いに期待しています。物事に精通している人間ほど、もはやサプライズを生じさせる力は失せていくようです。今後とも一番大切な勉学に支障がでない範囲で長期目線で発信していただければと思います。

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