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1.カリグラフィーペン2009/12/17

これは伊東屋さんで購入した大好きなロットリングの字幅が最大のカリグラフィーペンArt Pen(字幅2.3mm)です。これは実質的にイタリックペンでの最大字幅ではと考えています。一緒に映っているのは、同じくドイツ製のBEST WRITER(3種類あり、最大の字幅1.8mmです)。いずれもカートリッジ式ですがコンバーターも嬉しいですね。購入した動機は? 万年筆を使用頻度で見るとB以下の使用頻度が99%でBB以上は殆ど出番がありません。おまけにヴィンテージ万年筆のBB以上はやたらと価格が高いときている。

であれば、現実解はカリグラフィー用ペンで充分という選択肢です。これは結果的に大正解でした。このArt Penはデザイン・質感も高く、充分に所有欲を満たしてくれます。価格は2,100円ですが、ロットリング社が少し装飾を添えて、このモデルの金ペン版を1万円程度で商品化すれば筆記具業界がひっくり返るかもしれませんね。

要は暗黙の線引き・了解事項なる引力が企業間に働いており、なかなか難しいかと思いますが、この先カリグラフィーペンにも金ペンがリリースされるのは時間の問題かもしれません。なぜゆえに? それは万年筆サイドから見たジャンルにイタリックニブが過去からリリースされている既成事実からです。

6.Namiki The Art Of Lapanese Lacquer Pens 資料性★★★★★2009/12/17

Rev 02 2009.12.19
写真を変更しました。今年発行された別のNAMIKIの本を全頁見せていただきましたが、それでもこの資料本の方に重みを感じてしまいます。このような資料本を見ていると、人間が所有に拘ることの儚かさを感じて仕方がありません。芸術品は見るだけで充分でしょう。本になっていればいつでも見れるではありませんか。本の重みは実物を遥かに越えていることが多いですね。

Rev 01 2009.12.17
ここ一年、バックヤードで約300冊の資料本のアップデートを行なっていましたが、ほぼ峠を越えましたので再開示します。資料本は各々のカテゴリーにアップしていますので参考にして下さい。

Rev 00 2006.10.11
これは、素晴らしいNamiki(現パイロットコーポレーション)蒔絵万年筆の資料本です。過去、ダンヒルナミキを含めて、数冊の資料本が出版(殆どが部数限定)されていますが、最大の掲載本数を誇ると言われる素晴らしい資料本です。著者は、Julia Hutt,Stephen Overbury。2000年10月に2000部限定で発行され、全160ページ中、約250枚のカラー写真が掲載されています。

2000部数ですが、世界的な蒔絵人口を考えると、結果的にはもっと売れたであろうと言われています。この本は、ゆっくりとページを捲りながら、味わいながら読みたいと思います。まだ全て見ていないのですが、他のNamiki本も踏まえて今後じっくり鑑賞していければと思っています。

因みに、私はパイロットの蒔絵万年筆を1本使っていますが、また万年筆のコーナーで紹介したいと思います。蒔絵万年筆は元々高価である事からこれ以上持たないようにしています。このような工芸/芸術品は、個人で楽しんだり、死蔵されるのもいいのですが、出来れば博物館等一般に広く公開され、いつでも見られる状態にある事、或いは書籍になったものを寛いで楽しむ方が自然体でいいような気がするのですが如何でしょう。
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