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1.素晴らしき伊東屋さん B.P.編 Part12009/07/20

B.P.は出番が多い。例えば会議、特に慌しい会議には万年筆は不利である。私は普及価格のWatermanのB.P.をもう7年以上使っているが、インナーが破損したので修理に出す事とした。修理料金は税込み4,725円である。昔に比べると修理料金も上がっており新品価格のほぼ半分であるが、今回は愛着もあり伊東屋さんに修理に出す事とした。

ついでに伊東屋さんにお勧めのB.P.を出してもらったが、さすがにプロである。その2本とも質感が高い。一つはWatermanの15,000円クラスのもので、去年の9月頃に出た新商品でとても一万円台の質感とは思えない(多分、後日購入する可能性もある)。もう一つは伊東屋さんブランドであるROMEOのB.P.で約8,000円。プロフェッショナルのWさんと色々お話しするうちに、Wさんは、写真中央のPelikanにプラチナのリフィルを使用されているという。また、ROMEO B.P.のリフィルとしてデュポンをお勧めしているとの事である。

いつもながらの伊東屋さんの素晴らしい接客姿勢にエールを送りつつ、修理依頼とともにWさんお勧めの2種類のリフィルを購入した。写真の真ん中はWさんとは色違いではあるものの同じB.P.でプラチナを、そして右にはデュポンを入れて使いたいと思う。原則、モノは対面販売でプロからしか購入しない。プロから手渡しされたモノには、その事自体、付加価値を感じる。

また、経験則ではあるものの、プロから購入した万年筆に関し不満感を感じるのは1本/50本程度、2%である。その2%もワランティーでコスト的には0である。要は100%の確率でそのまま一生使える逸品である。最近B級品という存在理由を理解できたような気がする。有識者の見解を聞くと、販売チャネルによって、A,Bランクが存在する事が容易に推測できる。よって、モノとは販売ルートなるものが大変重要なポイントである。

9.Montblanc Unicef Part32009/07/20

質感が素晴らしいので、追加写真を撮った。今回のノベルティーを考えるに色々な背景が見えてくるような気もするし、逆に少し気になる事もある。

EUとはゲルマン・ラテン・スラブを含めた複数民族連合で、歴史なるものは更に複雑である。いずれにしても日本の正論には傾聴しない事は明らかである。何かあればまずはEU内、でなければ北米と相談する。要は甚だ難しい連合体である。日本人の価値観は、殆ど通じないと考えた方がよい。これは文化・伝統に起因しており、国家レベルでも乗り越えることは困難である。
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