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1.休日の万年筆 Part2-12009/07/04

Montblanc社のパトロン・作家・音楽家シリーズ・・・は、このご時勢意味不明な限定品が多い中、極めて奥深い製品シリーズと勝手に捉えている。前々から気付いている事は、製品コンセプトの中に文化的なDNAが明確に刻まれているという事実。これは、ある意味極めて当然とも言える。要は、Montblanc社は特定製品を通じてメセナ的メッセージを発信続けている歴史ある超名門企業である。これが教養ある方々の魂を揺さぶるのは当たり前の事と思う。

ワインに例えるとMontblancの製品の中でも限定的な位置付けで販売される逸品はシャンボール・ミュジニーのように感じる。その高貴・品格ある果実味こそ、多くのブルゴーニュワインを知った人でしか分かりえない。

さて、このバッハも素晴らしい万年筆であると同時に難しい万年筆でもある。中略。購入した時点から、この万年筆にはMontblancの136,138なるコンセプトを感じている。先進的なるものは、視野が狭い人間には受け付けられない。ベンツのデザインを見ていただければ明白である。当初は違和感を感じるものの、時間が経てば納得する。要はプロの目線は我々の10年以上年先を見据えたものなので、現時点での感想の意味などゼロに等しい事となる。

(感想)
バッハはヘミングウェイの配色の逆バージョンというような捉え方ができようが、本質は全く排他的なる強みを持っている。
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