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13-1.Montblanc Blue Black Ink Part12008/09/22

写真は仮版。後日撮り直し。

Montblanc Blue Black Inkは大好きなインクである。外箱に表示されている「字の消えない公文書用」はメーカーから見ると相当重いものと解釈している。数ヶ月前から試験的に目先の使用している他社製品を含む全ての万年筆をMontblanc Blue Black Inkに変えて使っているが、フローが渋いという程度で全く不満は感じない。インクは化学製品であり、素材の相性と劣化が進行するのは自明の理であろう。また、使用期限の是非は最終的には常識的な顧客判断に委ねられているであろうし、現時点、このように定性的にインクフローの感想を書こうとしている事自体、はたして意味があるのかどうか疑問に感じる。また、化学薬品・製品と聞くと、まず思い浮かぶのは欧州である。REACH規則をはじめとして極めて政治的な思惑が垣間見れ、下手をすればEU圏外の製品など、いとも簡単にシャットアウトされうる。特にインクは企業にとって過去・現在・未来を通して、ある意味戦略的商品としての意味合いを持つ事から、ブラッシュアップされ不定期で非公式で組成変更されているはずである。これはMontblanc Blue Black Inkだけでなく他のメーカー製品も同様であろう。企業目線で考えれば当たり前のことである。リフィル類は仕掛け次第では結構美味しい商売である。今回、最新のブルーブラックインクをモンブランブティックで購入したので、再度味わってみたいと思う。製品に対し、弱点を指摘するのは大事な事であるが、逆に深い意味での強みを見出したいと思っている。
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