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3.SHEAFFER LEGACY Heritage2008/08/27

ここ数年の各種万年筆メーカーの動向を見ていて、比較的良心的価格で頑張ってくれているなあと感じているメーカーがシェファー社。その中でも気になった万年筆はレガシー ヘリテージのルック・オブ・レザー・ブラック/ブラウン 31,500円。

最初、ショーウィンドーに表示されているプライスタグが妙に安く感じた。デザイン的にはクロコ調の表面仕上げが高級感を醸し出していていいと思うのだが。おまけにスタイルは泣く子も黙る名品PFMの現在版ときている。少し気になるのは有識者の情報から使い心地が楽と想像しうるので、現在の所有する万年筆の使用が億劫になりはしないかという妙な惑い。

価格は気になっていたので、2003年のPen Catalogueを見てみた。モデル名称・型番変更・吸入機構のマイナーチェンジ等あるものの55,000円。大幅にリストプライスが下がっているのである。ストリートプライスを考慮してか、はたまた色々な思惑はあると思うが最初見て安いと感じたのは多分このせいもあったのかと思う。メーカーから見ればリストプライスを大幅に下げるということ自体、反面ブランドイメージが大幅に落ちる事から苦渋の決断があったものとも推測可能だが。

また、シェファー社のレガシーシリーズの値付けは大変面白い。一部のモデルを除き、外装が樹脂でもメタルでも価格は同じ。このようなところにもメーカーの様々な思惑が垣間見れて面白いと感じた。

尚、日本代理店は過去何度も変更されているが現在BICジャパンで大手メーカーであるし、本体3万円で往年の名品が味わえるのは少し嬉しい気分にさせてくれると思う。

4.Waldmann Made in Germany2008/08/27

本体はスターリングシルバー製でペン先はスチール製のドイツ製万年筆。暫くプラチナカーボンブラックを入れて使っていたが、インクを残したままで意図的に一年間ほったらかしにしておいた。でも、書けた。密閉度が素晴らしいようである。やはりドイツ製品だけに期待の充分答えてくれたと思う。本体はかなり酸化しているが、元に戻すのは簡単だが味わいとしてこのままで使用する事としたい。

2.LAMY 2000 Part42008/06/05

この際、徹底的に。ボトムからマクロ撮影してみました。

2.LAMY 2000 Part32008/06/04

ペン先を裏側からマクロ撮影してみました。今見ても全く古さを感じさせません。既に機能を含めて、意匠デザインが50年以上前に確立されていたのですね。いや、ルーツとなると分かりません。机上の構想を含めるともっと遡るのでしょうね。

2.LAMY 2000 Part22008/06/03

Rev.01 2008.6.4
ペン先をマクロ撮影してみました。Bニブで、パット見は丸いのですが、線を引いてみると縦太、横細のスタブ形状ですね。でも実際に字を書いてみるとエッジは丸まっており、さほどスタブ色は出ないようです。

2.LAMY 2000 Part12008/06/02

この万年筆が好きな理由を一言で述べると、他のドイツ製筆記具と同様に絶対的な安心感がある事である。故障するはずがないと思わせるまでのオーラを秘めた工業製品だと思っている。デザインも50年以上前から変わっていない。完成されているので、本質的に無意味なマイナーチェンジすらやる必要がないとの判断に変わりはない。ニブはBであるが凄く柔らかく、インクフローがすこぶる良い。今でもこの万年筆のインクフローはトップレベルだと思っている。工業製品の原点・本質とは、かくあるべしという事を示す象徴のように受け取っている。常用しているわけではないので何とも言えないが、何となくメンテナンスフリーのコンセプトがちらっと感じられないわけでもない。LAMYは派手さは無いが、創業時から現在に至るまで優れた製品を出しているメーカーで目が離せない。
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